「与えられた思い」
好きな文章
【与えられた思い】
沢山の故意によって、私達の心は曇っている。
自分の心の中はいつも一人だと思っているが
実は沢山の人の思いでいっぱいなのだ。
心はさまざまな社会づけ条件をうけている。
私達が考える概念、価値観の殆んどは本来自分のものではなかった。
誰かから与えられたものなのだ。
良いとか、悪いとか、こうあるべきとか、こうあるべきでないとか
これらの殆んどは周りの人達からいただいてきたものだ。
私達は概念や意見をもって生まれてきたのではない。
それは母親や父親、先生や仲間から与えられたものだ。
なのに、ある思いを長年いだいたままでいると
まるでそれは自分の考えだと信じ込んでしまう。
そして私達は自分の信じるあらゆる意見、考えを
まるで自分のもののように
弁護し正当化しはじめる。
そんな与えられた思いを捨てたとき
私達は初めて自分自身に戻れる。
私達の心は入ってくる情報を振るいにかけるフィルターのようなものだ。
そのフィルターで人生を良いとか、悪いとかよりわけることをやめたなら
私達はもっと純粋に在るがままの命の探求ができるだろう。
クリパル創始者 アムレット・デサイ