すこしづつ
今朝、他界した母が夢にきた。
逢えなくなり5年たち、ようやく最近夢にでてきてくれる。
8年前、医者は身内が望んでないのに当たり前の様にすぐ本人に余命1年の言葉の爆弾落し
言葉の威力ですぐに苦しみだした母。
動揺しかない身内。
暫くし、母はその医者の言葉を記憶から消し、頑張ったら治る!とひたすら、気を前向きにだす母は私達よりも進み強かった。
時間の流れがそれから2年半(あとから冷静にかぞえると)チュウブまみれに繋がれた母との時間は、まだあまり思い出したくない。
言葉は邪魔だとあまり話さなくなった母からのいくつか覚えている言葉
「像になりたい。
象は静かに自分で最後の場所、ひとりなれる場所を探すんよ。昔、きょうちゃんに読んであげた本に書いてたよ。。。
静かに逝きたいんよ」
私も覚えてる幼少、母にせがんで買ってもらった「世界の動物」の本の一部
そんな奥底で震えるおもいある中、偉大な時間のおかげで
たまに夢に穏やかで優しい顔の母と逢える。
でも、必ず私は夢の中で母を望診している。
眼のちから
肉質
肌色
声のはり
口角
歩きだしたら、背後の力
足取り
触れて、握り返してくれるかの手
念入りだ。。。
母に気づかれないように。。。
夢の中でしっかり確かめ
安心する。
そして、今朝
母に甘えられるようにまでなった。